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猫侍 (上) ☆

江戸時代。
斑目久太郎という貧乏侍がいた。剣の腕と顔の恐さから、ついた呼び名は『まだら鬼』
仕事がなく腹を空かせた久太郎は、大家から溜まった家賃を払うようにせっつかれていた。川でザリガニを釣った帰り、仕官募集の立て看板を見ていると、侍に絡まれザリガニの入った魚壷を斬られ、腹を立てた久太郎は、侍の持っていたどなつぼうを目にもとまらぬ速さで切り落とした。
薬売りの五郎は妻・お静と娘・おハルからの手紙を持ってきては読まずに仕舞う久太郎を見て、仕官の口がないなら傘貼りでも寺子屋の先生でもやったらどうかと勧めるのだが、久太郎は侍として生きていきたいのだった。

剣術の恩師が書いてくれた紹介状を持ち、上屋敷に向かった久太郎だったが、偽物と疑われ取り次いでもらえない。
そんな中、加賀屋の番頭・佐吉がやってきて、内々に始末してほしいものがあるのだと頼み込む。主人・与左衛門が飼っている猫・玉之丞は化け猫に違いないのだと言う佐吉。お礼は弾むとの言葉に、背に腹は代えられない久太郎は渋々引き受けるが、つぶらな猫の瞳に見つめられ、切り捨てることが出来なかった。

『猫侍 (上)』
著者 大月小夜
原案 黒木久勝
発行所 TOブックス
ISBN 978-4-86472-206-3

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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