Silhouette of wonderland

くるものを素直の受け入れるお人好し弁護士・百瀬は、今日も前頭葉に空気を送り頑張っている。

大福亜子と婚約し、全てが順調であった。

『猫弁と透明人間』
著者 大山淳子
発行者 株式会社講談社
ISBN 978-4-06-217760-3

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。

百瀬太郎は弁護士１５年目の39歳。東大を首席で卒業し、司法試験に合格した賢い男だ。

生まれは複雑であり、７歳までは日本人の母とアメリカで暮らしていたが、その後、施設に入れられた。
さよならと言われたので、もう会えないことはわかっていたという。

施設の人間に、弁護士になればいつか母を助けられるかもしれないと言われ、弁護士になったが、母は犯罪者ではなかった。

「万事休すの時は上を見なさい。すると脳が後ろにかたよって、頭蓋骨と前頭葉の間に隙間ができる。その隙間から新しいアイディアが浮かぶのよ」

母が別れる時に言った言葉を信じ、百瀬は小さいながらも弁護士事務所を構えている。

『猫弁 天才百瀬とやっかいな依頼人たち』
著者 大山淳子
発行者 株式会社講談社
ISBN 978-4-06-277221-1

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。