“独りであること、未熟であること、これが私の二十歳の原点である”
名前が同じという偶然が作用して、その本を手にとった。自分と同じ様に他愛もない日常の日記が本になっていた。
小説自体に入り来なくとも、心に響く一文があるものだ。
36歳、独身。
普通のOLでキャリアもない主人公は、その本を読み、一生一人で居る事が怖くなった。
これでいい。
今のままで、それでいい。
そう思っていたのに、恐くなったのだ。
『チェーン・ポイズン』
著者 本多孝好
発行者 株式会社講談社
ISBN 978-4-06-215130-6
以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。