もし道に迷ったら、一番いいのは猫についていくことだ。猫は道に迷わない。
『人生はニャンとかなる! 明日に幸福をまねく68の方法』
著者 水野敬也
長沼直樹
発行社 株式会社文響社
ISBN 978-4-90-5073-04-8
以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
エジソンはどんな困難が起こっても、閃きを引き出す力を持っていた。それは、笑顔を忘れなかったからこそ生まれた力なのかも知れぬ。日々の暮らしの中では、喜べない出来事もあるが、そんな時こそ、「一日一笑」です。
マライア・キャリーは常にデモテープを持ち歩き、常に自分を売り込むチャンスを伺っていました。「アピールしなきゃパスは来ない」自分の才能をいつでもアピールできる準備をすることこそが、成功への近道なのです。
アサヒビールの社長に就任した樋口廣太郎は、売上が悪く夕日ビールと揶揄された原因を探る為、ライバルのキリンビールとサッポロビールの会長に、どこが悪いか教えてほしいと頭を下げた。ビールに関しては素人だと認めたからこそ改革が出来たという。
自分の考えにとらわれず、「沢山の耳を持つ」人に、成功は訪れます。
ダスティン・ホフマンはハンフリー・ボガートのファンで、彼に憧れて俳優になろうと思い、タバコの吸い方から帽子のかぶり方、何から何まで真似をしたと言う。優れた先人達から「技を盗み」吸収する事で、その人だけのオリジナリティーを生むことが出来るのです。
イギリスとの講和大使に選ばれた高杉晋作は、彦島を租借したいと言われ烈火の如く怒った。上海と同じように日本も支配される事を恐れ、相手を斬り、自害する程の覚悟でNOを突きつけたおかげで、日本は近代化したとまで言われている。
大切なものを守る為には、「NOと言える大人に」なり、姿勢を貫く事も必要です。
ミキモトの創業者・御木本幸吉は、養殖の真珠を作ることに没頭するあまり、賽銭に大金を入れてしまい、交渉しお金を返してもらう。御木本にとって、その場で恥をかくことより、真珠の養殖を成功させる為のお金の方が大事だった。
自分にとって優先順位が分かっている時は、「遠慮なんかしなくていい」自信を持って一番大切なものを選びましょう。
地動説で有名なガリレオ・ガリレイは、若い頃から歯に衣着せぬ物言いで喧嘩屋と呼ばれており、生涯に渡り戦い続けた。もし組織や体制が間違っているのだと感じたら、陰で愚痴を言うのではなく、思い切って声を上げることも必要です。「小声なら愚痴。叫べばロック」
演説の天才と呼ばれていたフランクリン・ルーズベルトは、原稿用紙1枚分の演説を、1時間かけて考えていました。天才とは秀でた才能を指す言葉ではありません。周到な準備をして、相手の前で完璧なサービスを見せられる人が天才と呼ばれるのです。「練習以上の事は出ない」