首折り男のための協奏曲
著者 伊坂幸太郎

他人の首を折って殺す大藪は、たまに他人の役に立つことでバランスを取っている。大藪に良く似た借金まみれの弱気な男・小笠原は、大藪の代わりに殺し屋の仕事の報告をするよう、大藪のマネージャーに替え玉を頼まれる。
大藪は小笠原と間違われ、借金取りの首を折り殺し、自分も亡くなってしまう。借金取りと亡くなっている大藪を見た小笠原は、大藪が生前助けると約束していたいじめられっ子の中学生を助け、誰かの役に立ちたい病が伝染したのだった。
その他、黒澤など伊坂幸太郎作品でお馴染みのキャラクターが出ていた。