ロザンの菅さんが書いた、宇治原さんとの出会いの話。いわゆる、芸人本です。
時系列は、高校生から大学生まで。
インタビューの様な軽快さがあり、クスリと笑う部分あり。スラスラ読めます。
『京大芸人』
著者 菅広文
発行者 株式会社講談社
ISBN 978-4-06-215018-7
以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
高校で出会った二人が、いかにして芸人になったかと言う話が、インタビュー記事の様な軽く読みやすかったです。
内容は、勉強や世界が違う事に劣等感を持ちつつ、それを気にせず生きていた菅さんが、宇治原さんと友達から相方になるまでの話を面白おかしく書いたもので、さすが芸人さんだけあって、思わずクスリと笑ってしまうような話が沢山ありました。
芸人になろうと言い出すのは菅さんなのですが、宇治原さんがそのフワッとした理由に乗っかる事に対し、(えーーーっ!!)と心の中で驚いたり、賢いがゆえにズレた面白さが、菅さんにはたまらなかったんだろうな…と微笑ましくなりました。
菅さんだって、府大に入って充分凄いのに、自分を凄いと思ってそれに胡座をかかず、寧ろ、私達目線に降りてくる…というよりは、元から高いところにいるつもりないのかもしれないけど。それが菅さんの良さなんでしょうね。
最近では宇治原はよくクイズ番組で見掛けますが、菅さんは残念ながらあまり見る事が少ないけれど、これだけ面白い文章を書けて、お高くとまっていない彼だから、きっと芸人としても面白いんだろうなと思いました。