幼なじみであるチエミの母が脇腹を刺されて自宅で死んでいるのが発見された。
第一発見者は出張帰りの父。刺さっていた包丁からはチエミの母と何者かの指紋が検出された。
行方不明のチエミの足取りを辿ると、母と自分の通帳から限度額いっぱいまで引き出した後、小学校の担任・添田紀美子を訪ねている。
添田の家のクッションに付いた血と、現場にあった血が一致した事が決定打となり、チエミは指名手配されたのだった。
フリーライターであるみずほは、チエミから一時期届いた沢山のメールが気になっていたにも関わらず連絡しなかったのを悔やみ、チエミを捜そうとする。しかしチエミは警察でさえも捜し出せていないのだけれど…。
『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』
著者 辻村深月
発行者 株式会社講談社
ISBN 9784062157612
以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。