人にいいことをする正義の味方・ぽんぽこ仮面に認められた小和田君は、ぽんぽこ仮面の副業を継いでくれと打診される。
怠けた休日を送りたい小和田君は嫌だと断るのだが、ぽんぽこ仮面は手を変え品を変え打診し続ける。
ぽんぽこ仮面を捕まえようとやっきになっている玉川智子さんは、ぽんぽこ仮面と小和田君の継ぐ継がない騒動を目撃し、小和田君の周りに居れば、ぽんぽこ仮面が現れると考え、小和田君を尾行する。
『宵山万華鏡』と『有頂天家族』と繋がっています。
『聖なる怠け者の冒険』
著者
森見登美彦
発行者 朝日新聞出版
ISBN 978-4-02-250786-0
以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
小和田君は職場の先輩・恩田とその彼女・桃木さんと共に、蕎麦を食べに津田のところへ行く。すると、スペシャルゲストと言われたはずのぽんぽこ仮面が捕まえられ、逃げ惑って居る場面を目撃する。
ぽんぽこ仮面を捕まえてこいと大日本沈殿党に言われたのだという津田にぽんぽこ仮面は、大日本沈殿党へ連れていけと申すのだった。
かくして大日本沈殿党に着いたぽんぽこ仮面は、黒幕は閏房調査団に命じられたのだと知り、大日本沈殿党の皆に手を差しのべる。「困っている人を助けることが、我が輩の仕事ではなかったか?」
ぽんぽこ仮面を捕まえようと躍起になる団体は、命令してきた人が複数にてよく分からないという状況だった。
祭会場でぽんぽこ仮面は正体を明かしたが、周りにはぽんぽこ仮面だらけだった。祭りの後、たくさんのぽんぽこ仮面がゴミを広い、会場をきれいにして去っていったのだという。
森見登美彦さんの小説に、段々着いていけなくなっている自分がいます。
語り口というか、文体は面白いけれど、京都に縁も縁もないから想像がつかないし、場面がコロコロ変わりすぎてよく分からない上、すっきりしない結末。
合わなくなって来てるのかな。