月に数十件も家事が発生し、放火を疑う県警と、現場の証拠を取り合う、火災原因を探る灰と話す男・木場は、蘭の父と同期でかつては現場にいた。
しかし、ドア越しに助けられなかった要救助者の、助けを求める声が少しずつ小さく、聞こえなくなる。ドアの前に積まれた沢山の在庫を避けながら、死んでいく救助者の声を聞いていた消防士達は、PTSDを発症し、現場を離れてしまう人もいた。
同じくPTSDを発症しながらも、自分を強く持って無理をした野口元消防士は、現場に出られなくなり、消防から去ってしまう。

『灰と話す男 消防女子!! 高柳蘭の奮闘』
著者 佐藤青南
発行元 株式会社宝島社
ISBN 978-4-2008-1616-8

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。