七十四日。
今日は朝、同居人に起こしてって頼まれてたのにド忘れして家を出ちゃう。
んでそれに気づいたのがバスの中。しゃーねーので、ケータイで連続コール。

…したらば。ガチで寝てたらしく。三回も連打でブチ切って。

四回目でようやく出た。おーはーよーうー!
モーニングコールさ! と、言い捨てて今度はメール。
ちゃんと起きてメールしないともう一回連打でコールすっぞ。と。


…オチはもう分かってるよね速攻で帰って来たよ返信が!


いやいいんだけど。別にそれが正しいんだけど。
お前そんなに俺と会話するのが嫌かと思ってしまう。結構理不尽な思考回路。
ま。無事に起きて出発できたらしいのでイイことにしておこう。お互いに。




新しい人が、職場に来ました二日目ー。
別にだからと言って何が変わるわけでもないけど。
変わるわけがないはずなんだけど。どうにもうっかり上司の中では劇的な改革があったらしい。

「クリスマスさー。」
「はい。」
「どうしようか。」
「…どうしようか、とは。」
「幾つぐらい売ったらいいかなぁ。」
「…、あの、去年…。」
「俺去年いなかったし。」
「私もいませんから。」




「俺わかんない。」
「そんなのを入って二カ月に聞かないでください。」
「えー。頼むよー。」
「…。」




いや。そこは頼むなお願いだから! 年上の威厳どこ行った?!




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