宵山で起こった、ちょっと不気味で不思議な物語。
『宵山万華鏡』
著者
森見登美彦
発行者 株式会社集英社
ISBN 978-4-08-771303-9
以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
銀行強盗に成功した四人は、逃走中の車ごと、現金輸送車を襲ったギャング達に乗っ取られてしまう。
手に入れた筈の4千万も、横取りされてしまったのだ。
どうにか取り返そうと、久遠がスッた財布の免許証を頼りに、運転係の男が住むマンションを訪れると、男は既に死んでいた。
その男の電話からリダイヤルをかける事が唯一の手掛かりだと思った成瀬と雪子が電話をかけると、何と、響野に繋がったではないか。
やがて四人はとんでもなく厄介な人達に目をつけられ…。
『陽気なギャングが地球を回す』
著者
伊坂幸太郎
発行者 祥伝社
ISBN 4-396-33268-8
以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
狸の父が、金曜倶楽部なる人間の忘年会で狸鍋にされてしまった。
それからというものの、兄弟四人と母は父の言っていた、「阿呆の血らしからしむるところだ、面白き事は良き事なり!」を胸に、強く生きるのだった。
三男の矢三郎の許嫁であった従兄弟の海星と破談になった事で、父と早雲との兄弟仲が悪くなってしまい、その後悔から両親は矢一郎達四人に、兄弟仲良くする事を何よりも強く諭して育てた。
父は人間に捕まる様なウッカリ者ではなかったと言うのに、何故、人間達に捕まり狸鍋になってしまったのか…数年の時を経て、その理由が明らかになる。
『有頂天家族』
著者
森見登美彦
発行者 株式会社幻冬舎
ISBN 978-4-344-01384-1
以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
20年前、余命二ヶ月と宣告された大学三年生の俺は、思い残して幽霊になりさ迷ったりしない為に、結婚してしまった高校の先輩に告白をしに行こうと決心した。
先輩の家に向かう途中、商店街に突如現れた通り魔と目があった俺は、腕を刺されてしまう。
特に激しい痛みも感じなかったが、丁度ワゴンセールで店の前に出ていた靴屋さんのスニーカー達を通り魔に投げまくり、その場を諌める。
シュールすぎる光景に圧倒されていた周囲の人だが、やがて我にかえり救急車をすすめるが、彼は断る。
だって、告白しに行く途中だから。
左腕からダラダラと血をたらしながら先輩の家に行く彼は、ビックリしつつも手当てしてくれた彼女に告白するが、当然、フラれる。
まだ若いんだから、また新しく誰か好きになれるよ
その事件から20年後の現在。
商店街の人々と彼女のその後の話。
『僕の小規模な奇跡』
イルマ ヒトマ
著者 入間人間
発行者 株式会社角川グループパブリッシング
ISBN 978-4-04-868121-6
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