四百九十八日目。




 お ち た 。 




言わずもがな。数日前に報告に出した「一回振られたけど未練がましく想ってるお店」に再度振られましたァ…。ダメ元だったけどさぁ…。やっぱりかー…人を雇ってないとか言うから望みあるかと思ったのに…。正社員はいないけどアルバイトで確保したってそれなんだよ…。
アルバイトでもいい? ってやらないよ流石にそうまでしては…。流石にさぁ…。
落ちた事実が衝撃的でならない…。だってあんなに相性良かったじゃないか面接でさぁ…。自分の洗濯ミスが響いてるからこその結果だから恨みも何やらも自分に向かうしかないじゃない…。アホめ…。



で。これで栃木が決まると思ってたんですけど。その瞬間心の奥底から「行きたくねぇ」と魂の反論が。



…おい。おいおいおいおいおい…。何だよ結局俺一人暮らししたくないのかマンマミーア…。
その本心もうちょっと早く知りたかったな! 詳しく言うと三十六時間ぐらい前かな! そしたら先輩に返事する時点で断ってたさ!! 人間関係を犠牲にしてなッ!!
大体何で今さら。三日悩んだあれはいったい。いや別に行ってもいいとは思うんだけど、あああ、でもあの瞬間の瞬発力が凄まじい。

うう…。なんなんだよぉ…。そんな揺れ動く心理とかいらねーよ乙女か。性別しか合ってねーだろ。
その先輩がアレってわけじゃなくてさ…。つーか知り合いが上司とかになるのは嫌だ。多分それも入ってるから本能の部分で拒否反応出てる、ぽい。
だから何でそれを三十六時間前に気づかないんだっつーの俺…。鈍すぎだろ…。


これを断るのかァ…。布石は打ってるから断れんわけじゃぁないけどさァ…。
それに自分で一応探すっていう手段もまぁ無いわけじゃないし。…一応保険はまだ出るし。
加えて先日振り込まれた最後の給料が想定よりも若干豊かだったから精神的にはまだ余裕が…。
…嘘ですその余裕たった今さっき全力で家出した。
ううう…。無職…。無職って響きよりもやることが見つからないのが結構悲しい…。無職…。

業者さんの方にお願いした求人案件の洗い出しの方は断ってないし。むしろゴーサイン出しっぱなしだから放置してれば多少なりとも案件が来るはず。多少なりとも。
これを機に色恋沙汰に走ればいいとか言われたこともあるんですが別人から。でもそれ考えなくても無理だから。就職決まってからやれよって呆れ顔で全俺が突っ込んでくる。そこまで無鉄砲に慣れるほど若くもないし。この場合若さではなくて根本の性格性質の問題だとは思う。めんどくさい性質してると思うよ客観的に見て!





あっ。いまなんか『おれのはなしをきけぇー』ってメロディが脳内で流れた。危ない。



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