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星間商事株式会社社史編纂室

川田幸代は同人誌を書くことが趣味の冴えない女性だ。社史編纂室に同時期に移動になった後輩・みっこちゃんや、先輩・矢田信平を交えても、全く進まない社史。

そんなある日、休憩中に会社の印刷機を使ってコピーしていたことが本間課長にバレてしまう。文藝同人誌だと思っていると思った幸代は、学生時代から一緒に同人誌を作っている同級生に報告し、そのまま同人活動を続けていた。
同人誌を作ることを幸代の彼氏・溝内洋平は理解している為、幸代は思う存分、家で同人活動が出来るのだった。

「何かを好きだと思ったり、何かをせずにはいられないと思ったりするのって、人の心の一番大事な部分だろ」
“さびしくて楽しい、ひとの心の大切な場所には、求められぬ限り触れずにおく。別の部分で、いくらでも通じ合うことは出来るのだから”

理解ある彼氏に、無断でだが印刷し放題の会社、悪いことは何もないはずだった。課長が幸代のペンネームを調べ、腐女子だとバレ、社史編纂室でも同人誌を作ろうと意気込む課長を見るまでは…。


『星間商事株式会社社史編纂室』
著者 三浦しをん
発行者株式会社筑摩書房
ISBN 978-4-480-80420-4

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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バーにかかってきた電話

コンドウキョウコと名乗る女から電話で依頼を受けた探偵は、青木ビルに入っている会社の社長にカリタはどこにいたのかと聞き、相手の反応を観察するだけのはずが、危うく殺されそうになる。

コンドウキョウコに文句を言う探偵だったが、コンドウキョウコには相手にされない。
カリタの居場所を聞いた時にそばに居た男の車を見た探偵は、タクシーに乗り追いかける。尾行にバレそうになるが、タクシー運転手の機転で何とかなり、ホッとする探偵に運転手は、あれは則天道場の人間だろうと教える。

『バーにかかってきた電話』
著者 東直己
発行者 株式会社早川書房
ISBN 978-4-15-030538-3

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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探偵はバーにいる

ススキノ探偵シリーズ。
ススキノに居ついている探偵の俺は、北大の後輩・原田から、同棲している短大生の彼女・麗子が帰ってこないから探してくれという依頼を受ける。
当初、原田に飽きた麗子が原田を捨てるために出ていったのだと考えていたが、定期的に数万円の入金があった麗子の通帳や、とっくにやめてしまった短大の状況から、売春をしていたのではないかと考える俺。

自分のツテで新聞記者に短大生の若い女が巻き込まれた事件がないことを掴んだ探偵は、麗子のことを追う中で、工藤啓吉が殺された事件に関係しているのではないかと考える。

『探偵はバーにいる』
著者 東直己
発行者 株式会社早川書房
ISBN 978-4-15-030521-5

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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札幌方面中央警察署 南支署 誉れあれ

南七条交番の梅津康晴は、警察官なのにヤンチャな若者に捕まり、殺されそうになってしまう。助けに入ったのは同じ警察署の刑事ではなく、違う管轄の刑事と警備部のグループだった。

これで刑事にはなれないと落ち込む梅津だったが…。

『札幌方面中央警察署 南支署 誉れあれ』
著者 東直己
発行者 株式会社双葉社
ISBN 978-4-575-23671-2

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。
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かのこちゃんとマドレーヌ夫人

小学校一年生のかのこちゃんは、知りたいことが山ほどある女の子。
両親に聞くその様子を、マドレーヌ夫人という名の猫や周りの犬達が面白そうに見て回る。

かのこという名前をつけたのは、鹿にこの名前がいいと言われたからだという件があり、鹿男あをによしの鹿?と楽しくなりました。
言われなければ万城目学の小説だと気付かれないような、らしくない作風で、京都に詳しくない私としては読みやすかったです。

『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』
著者 万城目学
発行者 株式会社筑摩書房
ISBN 978-4-480-68826-2
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