高速バスでスキー旅行に行った妻・直子と娘・藻奈美が事故にあったかもしれないと、夜勤明けにつけたテレビで見た平介。
重症の妻が娘の手を握った後、息を引き取ってしまう。
しかし、まるで引き換えのように植物人間になるだろうと言われた娘が目を覚ましたのだった。
妻の葬儀後、娘の病室で泣き崩れる平介に、自分は娘の身体だが、中身は妻なのだと言う。
気でもふれたかと心配する平介に、妻と自分しか知らない事を次々と当ててみせ、妻なのだと信じざるを得なくなった。
こうして娘の姿をした妻との暮らしが始まったのだった。
『秘密』
著者
東野圭吾
発行所 株式会社文藝春秋
ISBN 4-16-317920-8
以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。