2009-5-19 14:21
えー…
ただの無知で偏見にまみれた主観的愚痴ですので、苦手な方はバックプリーズ☆
文章にする事によって自分がスッキリしたいが為に書いたので自分でも何書いてたのかわかんなくなった(爆)
最近、ニュースとかで“歴女”という言葉が使われだしましたね。
で、くるかなーと思ってたら案の定ネットとかで“アンチ歴女”とかがニュースに呼応したかのように囁かれはじめた。
昔から自分達と違うものを名付けることによって、それが自分達に理解出来るものになる…って行いは繰り返されてきたと思うんですね。
違う民族をアイヌと呼ぶ事で自分とは違うけどあれはアイヌというものなんだと理解する、とか。
でも、そうやって今までなんとなく存在は認知していたけどなんて呼んだらいいのかわからない酷く曖昧で抽象的な事象に、名前を付けることで、つまりカテゴライズする事によってその曖昧だった概念を一つの事象に固定しまう事はいいことなんだろうか……。
あるぼんやりと曖昧なものを固定観念で縛り付けてしまうと、それ以上でも以下でもないまま浅く広い情報でしかなくなってしまうんですよね。
結論的には名前で縛るカテゴライズをしないで欲しい。
なぜなら、曖昧なものが一つの名称として定着するとそれは蔑称にもなりうるからです。
例えば“メタボ”とかも病態概念の通称が定着したことによってしばしば肥満の人への悪口にもなってる気がするし。
話を“歴女”に戻すとして。
結構前からあったものに対し、外の世界の人間が自分にとって理解しやすいように名付けることによって、今までソレであった人達はその輪の中に括られちゃうわけですよ。
なんか十数年前から歴史ジャンルにハマっている身内を見ていてもその形態は様々なのに、一括で概念を固定し、歴史が好きな人・武将が好きな人・キャラが好きな人・総じて歴女と呼ばれ始めた事態に私は納得がいかない。
最近急増してきたとか言われてるけど、うちの姉を見てるとそう思わないけどね。実際そういうアイドルだって昔からいたし、“そういう人達がいる事を知った人達が急増してきた”の間違い。
それをさも新種の生物を見つけたかのように騒ぎだす。
これは“腐女子”を例に挙げるとわかりやすいですが、言われる側である本人達も相手に自分のことを説明する際、便利なので自ら名乗ってしまうし。
名付け親がまだそういう人を紹介した著者だとか、文化人類科学研究の教授が自分の学説を説く為に論文中で発表したとか、本人達の世界ですでに定着した通称なら許せる気もするんですよ。
でも、最近は言葉というものをただ流行らせるためにマスコミが意図的に連呼しているようにも見える。
そういう表面的な報道が、腐女子=女ヲタという誤った見識を広めた元にも繋がったと思う。
草食系男子(これは本から)、アラフォー(これはドラマから)とかの言葉の流行を見ると現代日本の風潮なのかな…とも思えます…が!
曖昧なものを一つの枠にあてはめてしまう罪を、もっと考えてみて欲しい。
今から四、五年前位に某ニュース番組に乙女ゲーム…というかネオロマを好きな人に密着取材した特集が組まれてて、パシフィコやら遙かプレイしてる映像やら流れてましたけど、ほんっっとにアレが放送されたのが今じゃなくてよかった。
当時はたぶん電車男が爆発的に流行ったのよりちょっと前かそれ位だったので、何度も特集が組まれる…とかは無かったんですよね。
もし、ああいう特集が今流されてたら…と思うととても怖いです。